銀行から5億借りれるかどうか知りたいんです!教えてください

小学生じゃあるまいし、と呆れられてしまうかもしれませんが、ボードゲームにハマっています。趣味が高じて、「大人のためのボードゲームサークル」までつくってしまいました!

ボードゲームでは現実世界ではあり得ないような高額紙幣(オモチャですが)がやりとりが行われます。しかし、実際のところ、銀行などで個人が億単位の、たとえば5億円を借りるなんてことは可能ですか?ぜひ知りたいんです!

銀行で取引される不動産担保ローンでは5億までの融資が可能!

相談者さんは、バーチャル世界(ボードゲームのプレイでもやっぱりバーチャルと言うのかしら?)と現実がごっちゃになってる…、というわけじゃなさそうだけど、まあ、単に銀行でそのような高額なお金の貸し借りが可能なのかどうか、純粋に興味がおありなんでしょうね。実際、政治家と大企業経営者の間でなんかはいとも簡単に億単位のお金の貸し借りが、行われていたりするようですものね!自分とはてんで縁のない世界でもマスコミで目にすることがあれば興味が湧く、という気持ちはもちろん理解できますよ!

一昔、二昔前に、マンション(=万ション)ではなく、億ションというコトバが一世を風靡したことがありました。芸能人などが住む分譲マンションには億単位の資産価値があったようです。

今現在も都心近郊のちょっと広めのマンションなんかでも、1億〜2億という価格帯はさほど珍しくないよう…。ドラマや映画で目にするような、大型犬を放し飼いにできる広々した庭のあるような一軒家なら、当然、それ以上の資産価値があるに違いありません。

人気タレントが主演した、とあるドラマで使用された都心の一等地にある民家は長く使い込まれた木造家屋で相当古く、庭の広さもそれほどではありませんでしたが、確かバブル期には7億の資産価値があったと言います。今は土地の価格もバブル期ほどではないにせよ、しっかりつくられた家屋で、庭の広さもそこそこなら、やはり数億単位の価値があることでしょう。

そのように考えて行けば、銀行から5億を融資、という話にしても、それほど縁のないことではない…?

さて、実際、銀行の融資ではいくらまで貸し付けが可能か、と言いますと、不動産担保ローンの融資額は、それぞれの銀行によって異なりますが、おおよそ5億円までが上限ということになっているようです。そうです、銀行では、5億円までは借りられるんですよ!

ただし、不動産担保ローンとは、持ち家などの不動産を担保にしたローンですから、担保にしようとする物件自体に5億の価値がなければ、5億の融資は受けられないということになるのです。

実際に借りるわけではない、といっても、こういうことは覚えておくと損はないかもしれません。もしかしたら、近い将来、そんなことが起きないとも限りませんし…?

銀行から5億借りれるか?億単位のお金を借りる方法とは

通常人生最大のローンである住宅ローンで個人が借りられる金額と言うのはどの程度なのでしょうか。返済の事を考えれば5000万円を超えるのは難しいと思われます。しかし人によっては億単位のお金を借りて事業を始めようと言うな考えを持つ場合も有ります。勿論銀行であれば億と言うお金を貸すのは無理な事では無いのですが、一般人が借りるには額が大きすぎて個人の信用力だけで借りることはできません。ではどうやったら例えば5億円を借りることが出来るのでしょうか。

担保を用意するしかない
こういう場合にはやはり借りようと言う金額に見合う担保を用意するしか方法はありません。担保に出来るものは色々と有りますが、日本で金融機関に喜ばれる担保と言えば不動産です。特に土地は担保にしやすく、金融機関も比較的迅速に動いてくれます。バブル崩壊後怪しくはなりましたが、日本にはもともと土地神話と言うものが有って、土地は値下がりしないものだと言われていました。このためそのころの考え方が今でも通用するのかどうかは知りませんが、土地と言うものはよく担保として利用されます。

いくらまで借りられるか
では土地を担保にいくらまで借りられるのでしょうか。それは土地の評価額によって決まります。その土地の評価額の70%~80%程度までは借りることが出来ると言われています。したがって5億円を借りる為にはそれなりの評価額を持つ土地を所有している事が前提になる訳です。利用しようと言う場合には不動産鑑定士などにお願いして、まずは自分の所有する土地の評価額を調べてもらうようにしましょう。それで大体の相場を掴むことが出来ます。

返済計画も念入りに
担保に入れると言うことは何も手放すことではありません。最初から手放す目的ならば評価額程度で不動産屋に売った方が良い訳です。したがってお金を借りたら返済していかなければならない訳です。事業を始めるのであれば、出来るだけ早く軌道に乗せて返済できるようになければなりません。とにかくどのようなローンであっても重要になるのは返済計画です。しっかり返して自分の土地が人手に渡ってしまう事を阻止しなければならないのです。

土地の評価額は変動する
注意しなければならないのは、土地の評価額は変動すると言うことです。バブル前は変動するにしても上がるだけでしたから問題はありませんでしたが、現在では下落することも特に珍しいことではありません。もし下落してしまったら、評価額が下がる訳ですから、融資額も下がります。お金は簡単に返せませんから、その場合には金融機関は追加担保を要求してきます。これも無いと言うことになってしまうと困った状況に追い込まれることになります。

土地の評価額の推移を確認しておこう
これを防ぐためにはその土地の現在の評価額だけではなく過去の推移もよく確認して、今後どうなっていくのかを予想しなければなりません。バブル後一貫して下がり続けている場合には今後もかなり危ないと考えられます。地方の土地ではこのような危険が有ります。都市部の土地では下落が止まって多少の上昇が見られるところも有りますが、現在の経済動向を見ているとまだまだ安心できると断言はできません。状況を良く見極めて利用して下さい。

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